この地球に生きる

konohoshi ni ikiru

私の中に宇宙がある

先週はとにかく
眠くて眠くて
昼間は
畑の様子を見に行く以外は
家にいて眠ってばかりいました。

寝たいと思えるときに
寝れるということは
本当に幸せで
ありがたいです。

そして
先週は
冬土用真っ最中だったということを知り
あーそうだったのか
と納得。
(1月18日〜2月3日まで土用でした。)


最近は
ブログを書き始めて
いまの自分を観察して
どうしてこう思うようになったんだろう
こんなふうに感じるようになったんだろう
自分の中を掘り起こしています。

そこで見つけたのが
自分の身体を意識するようになったことが
今の私へ変わるための
大きなきっかけになったということでした。


長女を出産するまでは
東京に住みSE(システムエンジニア)
をしていた私。

実家から解放されたからなのか
仕事のストレスなのか
原因はわからないけれど
入社してすぐあとから
慢性蕁麻疹に悩まされていた。

だんだん悪化していって
朝起きると
目がお岩さんのように腫れていたり
身体の中にまで蕁麻疹が出るようになって
呼吸が苦しくなったり
治るどころか悪化していく一方で
不安で不安で
考えるのは
毎日蕁麻疹のことばかり。

病院でもらった薬を飲むと
軽くなるような気がしたけど
とにかく眠くなる。
あるときは会議で寝てしまって
注意されたことがあった。

そのときは本当にショックで
恥ずかしくて
とにかくへこんだ。

そのとき
このまま薬を飲み続けても
意味がないんじゃないかと思って
いろんな方法を調べて
マクロビオティックという食事法があることにたどり着いた。


そのときは
ただ蕁麻疹が治まればいい!
という気持ちだったから

身土不二という考え方や
(人間の体と人間が暮らす土地は一体で密接な関係にある。その土地のものを食べ、生活するのがよい。という考え方)

陰陽という考え方があるということに
感動はしたけれど

それよりも
治るならとにかくやる!
という感じで
どうしてマクロビオティックなのか
ということをあまり理解しないうちに
とにかく実践してみた。


当時は
毎日太陽を見ることがほとんどなく
一日中パソコンの画面を見て

眠くならないように
常にガムを噛み
休憩でビル内のコンビニに行くのが楽しみで

マクロビを実践するには
あまりにも
自然とかけ離れた生活をしていたと思う。


それでも
食事を気をつけることで
段々と症状が出なくなり
治っていった
ような気がする。
(症状があるときはとことん気にするのに
治ってしまうと全く記憶がないのです。笑
どんなふうに治っていったかも覚えてない。)

そこから
夫の転勤で新潟に引っ越し
放射能のことが気になって
いろいろなことを調べるうちに
自然育児や食養生のことを知るようになった。

蕁麻疹の経験があったから
抵抗なく受け入れられて

陰陽五行という考え方や
身体の仕組み
病気はどうして起こるのか
など

どれも自分の身体のことなのに
知らないことばかりで

とにかく面白くて
たくさんの本を読んで
お話を聞いて
実践してみる
そんな毎日でした。


⭐︎⭐︎⭐︎

陰陽五行とは
ざっくり言うと・・・

「木」「火」「土」「金」「水」
からなる五つの要素と森羅万象全てが対応しているという考え方。

たとえば

木だったら
季節=春
五臓=肝
五腑=胆
感情=怒
味=酸

に対応しています。
詳しく知りたい方は調べてみてください。

⭐︎⭐︎⭐︎


私も全てが頭に入っているわけではなくて
忘れかけてたので
調べながら書きました。

でもなんとなくは
身体に染み込んでいて

春になって
子どもたちが黄色い目やにを出したとき

陰陽五行を知らなかったら
「結膜炎かな?菌が入っちゃったのかな?」
とおろおろしてたと思うけれど

もしかして
春だし肝臓のデトックスかな?
(目と肝臓は関係が深いと言われています)
とりあえず様子を見てみるかな〜
と自然現象として捉えられるようになった。


病気は身体の浄化作用ということを知って
身体の仕組みを知れば知るほど

(私は調べて知ることが大好きなタイプ)

痛みも
風邪も
全て意味があって
身体が身体のために
起こしているシステムだと知って
身体の奇跡のような精密なシステムに
本当に感動した。


それなのに
なにか痛みが起これば
問題が起これば
原因も考えずに
ただただ抑えようとしていた。

抑えたものはなくならず
身体は
排出やサインを出すことを繰り返すけど
それでも抑え続ければ
最後は大きな病気になってしまう。

最期の最期まで
身体は自分を浄化するために
働き続ける。
それが身体の仕組みであり
自然の法則。


そんなことを知るたびに
今まで私は
自分に対して
ちぐはぐなことをしてたんだなぁ
と思ってしまった。

そして
身体に対して
すごく感謝の気持ちが湧いてきた。

蕁麻疹が出ていたときも
なんで出るのかわからなくて
不安になって
身体に対して
どうして?
と怒っていた。

突然その症状が起こったと思って
わからなくて
なんだか怖かった。



食べ過ぎたり
無理したり
感情を抑え込んだり

そんなことが続けば

鼻水や咳をだして
排出するし
どこかを痛くして
身体が怠くなって
不具合を教えてくれる。

高熱を出して
増えた癌細胞をやっつけてくれる。

身体は
汚れた血を綺麗にするために
抑えた感情を吐き出すために
ウイルスや菌の力を借りて
デトックスできる機会をいつも待っている。


単純なことなのに
知らないから
怖かっただけだった。



面倒くさがりの私は
今はしなくなってしまったけど

娘が熱を出せば
大根をすったり
りんごのクズねりを作ったり

足湯をしたり
こんにゃく湿布をしてみたり。


当時はただ一生懸命だったけど
いま思い出すと
そんなふうなことを私がするたびに
娘が嬉しそうにしていたことを
思い出した。

そのときの体験が
頭だけでの理解だったのを
身体にも染み込ませてくれたんだな
と思う。



そして
陰陽五行の考え方のように
私の身体の中は
宇宙とも連動していて

一日の中で干潮と満潮があるように
一月の中で新月と満月があるように
一年の中で季節が巡るように

リズムを刻みながら
変化していることがわかってきた。


知識から入るタイプの私は
はじめはよくわからなかったけど
和暦のカレンダーを使ってみたり
新月と満月を意識するうちに
なんとなく身体が連動するようになっていった。

生理が来たなーと思えば
満月だったり
不摂生や悩みがあると
またズレてしまったり。

なーんかダルいと思えば
あとから土用だと知ったり

星の影響を受けていたことを
知ったり

毎回毎回
暦をチェックなんてしなくても
あとから思えば
だいたいそうだった
という経験を重ねて

身体の中は
宇宙そのものだと
感じるようになった。


そして
いま思うのが
身体に起こること
その原因を
今の私が
頭でわかることができないのは
当然だということ。

地球で起こることは
異常気象でもなんでもなく
地球の自浄作用ということは
わかっていても

それがどうして起こっているのか
すべての原因を
自分で感知することはできていない。

だから
身体に起こることで
わからないこともたくさんある。

原因を探っても
仕方ないときもある。


でも
宇宙の仕組みも
身体の仕組みも
完璧だという信頼があるから

自然に起こっていること
身体に起こっていること
すべてが
必然で起こっていることがわかる。


だから
自然に起きていることは
収まるのを待つしかないように
身体に起きていることも
ただそれが起こってるんだと
収まるのを待つしかないときもある。

そんなとき
自然療法は
精神的にも肉体的にも
私をサポートしてくれる。


とはいいつつ
身体の不調があれば
不安になって
痛がって
大騒ぎしちゃう私だけど

身体を治すために
身体が頑張ってるんだと思えば
少しは気持ちも軽くなる。



痛くて
いまの症状を抑えたくて
薬を使うのも自分が決めること。

痛みに耐えられなくて
症状が激しくてそのままでいられなくて
薬を使うこともある。

でも
症状が治ったら
意識してデトックスしとこうかな
食べ物も少しの間丁寧にしようかな
と思えるし
最近無理しちゃってたのかも
と気づける。

怖くて
不安で
どう作用するかもよくわからないのに
とにかく薬を使う
そういうことはしないようになった。


症状がでて
なにが原因なんだろう・・
って悶々悩まないで
自然現象なんだなーと
(少しは)
捉えられるようになった。




ずっと感じていた
身体の中に宇宙があること
それは本当なんだなという
確信は強まっていて

地球を
宇宙全体を
大切にする

壮大で
途方もないことのように思えることが
実は自分を大切にすることでできる。

すごいなぁと
自分の身体を感じるたびに
思います。



今さえよければいい

そうやって
農薬や化学肥料や排水で
地球を汚すことと
薬や化学物質を取り入れて
身体を汚すことは
似ているかもしれない。

そうやって汚れたあと
地球に起こることも
身体に起こることも
似ている気がする。




生理があったり
出産したり
女性は
身体と自然が連動していることを
感じやすい。

以前の私は頭が固くなっていて
知識から入らないと
すぐにはわからなかったけれど

自分の感覚を信じれば
身体の中が宇宙そのものだと
誰もが感じられる。


そんなことを
私たちに教えてくれる
暦や陰陽五行の考え方
古人の知恵は素晴らしいな
と思います。







からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て

子どもたちが今より小さいとき
ものすごくお世話になった本です。




マワリテメクル小宇宙

陰陽五行のこと詳しく解説しています。



風邪の効用 (ちくま文庫)

はじめて読んだときは目から鱗でした。
これを読んでから
子どもたちが発熱してるときより
解熱後の過ごし方を気をつけるようになりました。



私が愛用しているわ暦です。
https://www.facebook.com/wakoyomi/







yayoi